佐倉市 勝田台 志津 動物病院

癌・腫瘍でお困りの飼い主さまへ(腫瘍科認定医による診察)

現在、ヒトの死因の1位が がん ということを知っておられる方は多いと思いますが、ペットではどうか知っていますか?

近年、ペットは飼い方や食事の質、獣医療の進歩により寿命は格段に伸びています。

犬の平均寿命: 1990年は 約10歳 ⇒ 2018年は 14.3歳
猫の平均寿命: 1990年は 約 5歳 ⇒ 2018年は 15.3歳

※日本獣医師会、ペットフード協会より引用

犬の平均寿命:

1990年は約10歳 ⇒ 2018年は14.3歳

猫の平均寿命:

1990年は約 5歳 ⇒ 2018年は15.3歳

※日本獣医師会、ペットフード協会より引用

高齢になって増える病気の中で最も多いのががん(悪性腫瘍)であり、現在高齢犬の約半数、高齢猫の30%程度が がん で亡くなっています。
がんは予防が難しい病気ですが、早期に見つかれば根治が期待できるものもあり、いかに「早期発見してあげられるか」が重要です。

がんとは?

通常の細胞は一定数分裂すると死滅していくのですが、がん細胞はその調節が効かず、無制限に増殖していきます。
また大きくなるスピードが早いため、正常な組織の栄養を奪ってしまい体が衰弱してしまうこともあります。
一般的に転移の無い腫瘍を良性腫瘍と呼び、転移(血管やリンパ管を通って遠くに腫瘍が飛び火する)や浸潤(腫瘍細胞が周囲にジワジワ滲み出ていく)を起こす腫瘍を「がん」と呼びます。
ただし、良性腫瘍の中でも脳腫瘍のように発生部位によっては、症状が重篤になるケースもあります。

予防?

がんの完全な予防は難しいですが、去勢や避妊手術を行うことで発生が減少する腫瘍や病気があります。
例えば、オスだと精巣腫瘍、肛門周囲腺腫などがあり、メスでは乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、子宮腫瘍などがあります。
メス猫ちゃんの乳腺腫瘍は、ほぼほぼ乳腺癌であるため、避妊手術が非常に重要です。
なるべく早期に去勢や避妊手術を行うことで予防できる確率が上がるため、実施においては獣医師と相談の上で決定してください。

早期発見のためには?

とにかく行動をよく見て、よく撫でてあげてください。皮膚腫瘍は撫でることで自宅でも見つけられる病気です。また、お腹の張りやお水を飲む量、おしっこの量や色などに普段と異なる様子が見られたらすぐに獣医師へ相談ください。
猫ちゃんでは、体重が特に重要です。ご飯などの変更が無いのに体重が10%減少したら病気が隠れている可能性があると考えましょう。
定期的に健康診断やエコー検査、レントゲン検査を行い体の内側の状態を知っておくと、早期発見につながることも多いです。

がんの治療とは?

がんの治療の3本柱として、外科手術、放射線治療、抗がん剤治療があります。
外科治療や放射線治療では、特定部位の腫瘍細胞を減少させる効果が大きく、根治が可能なことがあります。
転移を起こしている可能性が高い場合には、抗がん剤と外科手術、放射線治療を組み合わせて治療を行います。

当院では、獣医がん学会の腫瘍科認定医による診察を行っており、適切な診断と治療を心がけています。ペットとご家族が少しでも楽に、長く一緒に暮らせるように手助けできればと考えております。治療はあくまでペットのために行いますが、そのためにはご家族の協力が不可欠です。少しでも不安な点や心配事があれば、ご相談ください。
また、放射線治療などの特殊な機材が必要になる場合に関しては、専門機関への紹介も可能です。

ステラどうぶつ病院 画像082