2024.11.10
気管支鏡とは?なにができるの??
気管支鏡とは?
気管支鏡は、気管、気管支だけではなく、鼻の中、鼻の奥まで観察や検査ができるカメラです。
消化管内視鏡に比べてかなり細く、所有している病院はあまりありません。
気管支鏡で出来ること
- 気管内側の状態確認:膿やできもの、気管虚脱による気管の細さなどがわかる。
- 気管のできものの採取:がんやポリープを鑑別することができる。
- 気管、肺の中の細菌検査:誤嚥による細菌性肺炎の原因菌や、効く抗生剤がわかる。
- 気管の中の細胞検査:好酸球性肺炎などのアレルギー、免疫性の病気がわかる。
- 異物の確認、摘出:草や歯、ドライフードなどが詰まることがある。摘出も行うことができる。
気管支の細菌、細胞検査をしているところ
診断:好酸球性気管支肺炎
他にも、鼻の中(鼻腔内視鏡)、鼻の奥(鼻咽頭内視鏡)、ノド(喉頭内視鏡)を見ることもできます。
口から鼻の奥を観察しているところ
正常なコーギーの子の鼻咽頭
鼻の奥に腫瘍を確認したところ
診断:リンパ腫